片足バランスができないのは筋肉不足ではない
筋肉をつければバランス力が上がる?
身体を動かすこと、運動をすることってやっぱり大事です。
身体を動かせば筋肉や関節が動かせ、筋肉量を増したり筋肉や関節に柔軟性をもたらせたりします。それは当然心にも影響します。
「体」「心」と分けて表現されるものですが、わかるようにそう表現しているだけで本来それらは一つです。とにかく自分の身体なのですから、自分で動かしてケアすることは大切です。
でも、運動するそれだけではどうにもならない場合もあります。運動不足で筋肉不足だから「運動して筋肉つけて改善する」ということがどうにも成り立たないこともあるということ。
どういうことかというと・・・
先日のクライアント様の例をご紹介しますね。
Nさんは健康のためにと近所のなんとか体操に通い始められました。でも、その体操教室で取り組んだ「片足バランス」が、どうしても右足でできないとおっしゃいます。
Nさん:「左足でなら片足でバランスが取れるのに、右足だと片足になることができないんです、無理なんですよ。まだ体操教室を始めて間もないからしょうがないですかね?多分運動をしっかりして筋肉をちゃんとつけていかなければいけないってことなのかと思います。今ままで呑気に過ごしてばかりいたから(苦笑)」
このようにおっしゃいます。
そこで片足での踏ん張りの程度をみる体の検査をしてみると、確かに左側はスムーズですが右側は力がありません。
そして左片足立ちはできても右片足は無理です。(左足をあげることができない)
このことに関して、『運動で筋肉をつければバランスが取れるようになるか』というと、このクライアントさんの場合そうではない様子です。
脳から情報を捉えながらわかったことは、
そもそも右足の「ある筋肉」に異常が起きているということでした。だからどれだけ運動をしても、その筋肉は強化できない状態になっているということ。
前向きに取り組む運動で、筋肉をつけて良くなっていく‥‥!と誰でもそう思うと思います。
私もヨガ指導していますが、以前はそのように思っていました。
「続けていくうちに筋力もついてできるようになりますよ」多くの方にそのような適当なことをお伝えしてしまっていました。(そうすることでしかよくならないと本当に思ってたので‥‥)
でも、脳の情報を捉えて体に起きていることの原因を知るようになってきたことで、多くがそのような流れで解消するものばかりではないことがはっきりわかってきました。
実際、これまで私がヨガ指導をするなかで、例えば呼吸法ですが「なかなか上手くいかない、苦しい」という生徒さんの声はたくさん聞いてきました。
もう1年以上は習っているというのに。
そしてその方の呼吸法の様子を確認してみると、やっぱり呼吸が浅い。
その当時の私は「なかなかコツを伝えるのは難しいなあ、どうしたらこのコツを伝えられるのだろう‥‥?」などと思ってました。(まさか呼吸が十分にできない原因がある、とは思いもしなかったから)
さて、話をNさんに戻しますが、
このようにしてNさんの右片足で立てない原因として右足のある部分の筋肉の問題、そしてその関連として甲状腺の問題があることを捉え、それらを体の検査にて確認をし、その後に統括でアジャスト。
なんと‼︎ヒーリング終了後、
すぐさま右片足立ちができるようになったのです‼︎
「えぇっ?!片足立ちができます!!
え〜〜っ?!さっきまでできなかったのに・・・できます!!」
と驚きと万遍の笑みのNさん。
私も思わずガッツポーズ!!
そしてNさんとハイタッチ^^
本人に起きている不快な症状や痛みとは、その本人の中によくすべき問題があります。その答えは「医学書」にはありません。
脳には全ての情報があります。
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