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カウンセリングでの質問

心と体のセルフアップサポート専門
吉田かおりです。(私のプロフィールはこちら

 

基本的にカウンセリングでお話を伺う時、私はクライアントさんに結構質問を投げかけます。クライアントさんが話すその言葉には「何」の意味を持って話しているのか?どういう立ち位置にいるのか、ここがなければ全然繋がらないからです。

 

本質的なメッセージとしてクライアントさんが何を求めているのかを落していくために、求める側がホワンっとした中で話されるのでは全くわからないです。それでは私の中では何にも繋がれないし何もおりてきません。

 

だから、ホワンとした話し方をする人には自ずと質問が増えます。

 

たとえば

「職場でストレスがあって困っています。
どうしたらいいんでしょうか」

 

その言葉に対して究極のメッセージとしては

「そういう困難なことを乗り越えるからこそ自己成長になります。是非とも楽しんでください。よかったですねそんな経験ができて!」なんて感じが究極のメッセージではないかと。

 

 

でもそれじゃますます困りますよね?

だから、そんな悩みの内容がホワンホワンであってもこちらが質問をしてクライアントさんの立ち位置を確認しながら内容をピリッと締めていくんです。

 

でも、できるだけ時間を有効に使いたいので、できる限りでよいのである程度はご自分の中で自分が一体何にもっとも困っているのか、それを他人に言葉で表す時、どういったことを話すことが重要なのか?少し考えてもらうのもいいかと思います。

 

「困ってます、どうしたらいいんでしょう?」
「しんどいです、どうしたらいいんでしょう?」

 

こんな丸投げでは悪い人に引っかかったら洗脳されてしまいますよ。

 

 

先日のクライアントさんとのやり取り。

こちらがあまり質問をすることなくこんな話↓になっていきました。


 

Yさん:「あの人の言われたことややることに『いや』と言う気持ちはその時はないんですよ。だからあの人が決めたことによって環境が変わっても普通についていってたんですよ。」

 

 

私:「ほうほぅ、その時は全然嫌だと感じてない、そういった自覚はないと。その人と関わることで起きた環境の変化にYさんは黙ってついていってたわけですね」

 

 

Yさん:「そうなんですよ、でも…1ヶ月、2ヶ月と時が経ってくると、体調が何か優れない(具体的には顎関節の調子が悪くなり口が開きにくくなる、風邪が長引く、疲れやすい、とか)そんな状態になってきて、そこで『もしかするとあの頃(環境が変わり出した頃)から本当はいやな気持ちを持っていて…それでこうなったのか?』と思ったりするんです。」

 

 

私:(ふむふむ)

 

 

Yさん:「でもほんとに、、、その時はあの人のやることや言うことに対して何にも『いや』と言う気持ちはないんですよ。だけど、だいたい私は過去を振り返るとそうやっていつも周りの人の決めたことにただついて行ってるんだな‥‥と、そう思います。

それが後になって体調が悪くなることで本当は嫌だったということ?なのかな?と、今そう思ってるんです。それがほんとかどうかわかりませんが。これまでもひどい時には口が指1本も入らないくらになった時期もあったりしました。」

 

 

私:「体の不調が起きることで気持ちのモヤモヤを感じ始め、心も身体もよくない状態になるのは、他人の決めたことに対して本当は自分は嫌だった、ということなのではないか?と思われている、ということですね。

‥‥そうですね、確かにそのようですね。身体は正直ですよね。その思っている通りのようですよ。(ここは脳の情報から捉えてお答えしています)

 

では、どうなることが理想ですか?Yさんにとって本当に望ましいことはなに?」

 

 

Yさん:「それは‥‥きっと、その時にすぐに自分の気持ちに気づけて相手にそれだったら自分はやりません、とかそういう意思表示ができるようになるといいんでしょうが‥‥」

 

 

私:「つまり、相手と関わる中で「これは私にとって負担になることで嫌だな」とか、そんな感じを察知でき、その場でタイムラグなくすぐに自分の気持ちを相手に適切に表現できることが望ましいということですよね?」

 

 

Yさん:「そうですよ、それができればいいんだと思いますが、でもどうしてもできないんです。もう長年の癖というか、私はずっと小さい頃からそうだったかな、と思います。‥‥でもまぁ、人の決めたことについて行ってるからこれまで大きな失敗もトラブルもなくいれてるからそれはよかったんです。」

 

読者の皆さんお分かりでしょうか?
Yさんから発した言葉の中に、「なぜタイムラグを生じさせることなくその場ですぐに自分の気持ちに気づくことができないのか?」その答えがあります。

 

 

私:「今現状で自分の口が開きにくくなっていることや、気持ちがスッキリしない、気分がモヤモヤしている、この問題はYさんがおっしゃるように、自分の気持ちにその場で気づけないことが問題なんですよね。

で、この問題の肝、鍵は何だと思いますか??」

 

 

Yさん:(んん・・・・・?)

 

 

私:「”トラブルなくこれてよかった”というその『よかった』『よい』、がどういう意味のものか?で話は全然違ってくるんですよ。一方から見ると『傷を負わなかったからよかった』と言えるけれど、もう一方から見た時にそれは本当によいと言えるのか?っていうことなんですよ。『良い』ってなに?ってことなんです。何を持って良いというのか?なんですよ」

 

 

Yさん:(んんん・・・・・?)

 

 

私:「まず、Yさんが、こうなれたらいいのにと望む【自分の気持ちにすぐに気づくこと】ができないのは、それができないことへの『メリット』を大きく持っているからです。

 

つまり、自分の気持ちはよくわからないまま、人の判断のもとで過ごすことによって【大きな失敗やトラブルなどがなく過ごすことができている】んですよね?」

 

 

Yさん:「ん‥‥はい‥‥」

 

 

私:「そこに安心してそこが安全だと認識されているってことですよね、メリットなんですよねそれ。そのことが今の問題の肝、鍵なんです。」

 

 

Yさん:(・・・絶句・・・)

 

 

私:「自分の考えや感じることは、他人の考えや他人が期待することとずれていたら、自分は【ダメな人間】だと無意識的に信じ込んでいる思いがYさんにあります。だから『これは嫌だ』という主張、はっきり断ること、ノーということが苦手だしできない。」

 

相手の期待に答えられないのは辛い、とか相手の考えと同じでなければ間違っている、そんな相手ベースの自己価値を持とうとすることが、結果的に自己価値そのものを重要視できないことです。だから今、必然的に体と心にサインを引き起こしているんですよ。

 

「人の決めたことについていったことで、大した失敗もトラブルや揉め事なくこれまでこれたことは本当はメリットじゃないはずです。本当の問題はそこだということです。『自分で決めた』という経験をしてこないでいる人が『自分』が満足を感じたり『自分』が喜びを感じたりするその経験をどうやってするんですか?

 

人の意見を優先して聞き入れ、人の失敗談から得た選択を自分の人生に採用するばかりというのは、確かに傷を負わないぶん楽でしょう。でもトラブルを経験しなかったことで得られなかったもの、その損失はとても大きいのです。

 

人との本音の関わり、土壇場を踏む経験、それをしてこれなかったんです。本音で自分と関わる機会を持ってこなかったということです。だから、すぐ逃げるんですよ。隠すんですよ。自分の本音と関われないんです。」

 

・・・(中略)・・・

 

Yさん:「あぁ‥‥、私はこれまで自分がこれでよかったんだって思っているのは、今の自分は望んでないと今気づきました。自分が他人の価値や期待と外れていても、そういう見返りを相手からもらおうとするんじゃなくて、自分のためにもはっきりとNOと言っていいことを自分で認めることなんですね」

 

 

色々端折ってますが、だいたいこんな感じ。

 

話はまだ続き、Yさんが「あの人」に対してモヤモヤする気持ちが起きることの原因についてなどそれらの自分の問題、自分がすべきことは何かがはっきりと気づかれて、その後のYさんがどのような行動をされたのか、楽しみです。

 

このカウンセリングのあと、口が開きにくくなっていることについて体の方から取り組むことが色々と捉えられますのでイネイトヒーリングをしました。

 

イネイトヒーリングについてはまた次回・・・