災害と地球についてカルマヨーガから学ぶ
カルマ・ヨーガという言葉があります。「働き」を意味するものであり、行為そのものやその結果も含んでいます。一人のどんな行為においても、この世界のどこかに結果を残します。原因があって結果がある、この因果の法則が輪廻転生となるのです。
この度私の住む西日本が豪雨により大変な被害が出ました。この「災害」について地球規模で捉え、カルマの法則から書いてみました。
地球の意識
こんにちは。吉田かおりです。
この度の西日本豪雨による被災地となった広島に住む私。私自身の被害はありませんでしたが、私の地元の被害は大変大きく、またあちこちで本当に大変な状態となっています。
県外の方が心配を頂き、連絡をしてきてくださいました。
その方とのやり取りで、彼女が「自然は怖いですね」とおっしゃられ、続いて私は「はい、自然界が何かを訴えていますね」、そう伝えると少し困惑されていたご様子でした。
彼女が続けて、
「災害に会う人は、過去に自分が何か悪いことをしたことによるもの?自然界から罰を与えられるという意味がありますか?」
とご質問いただいたのですが、決してそのような意味は含んでいません。
いわゆる”悪いことした罰”を与えられる、ということは一切なく、また「個人的な視点」ではなく、「地球規模な視点」で捉えていく必要があるということです。
日本は世界の中でも災害の多い国ですが、ここのところ本当に様々なところでこれまでにない災害が起きています。それは日本だけでなく、世界に目を向けて地球を確認してみると、色々な異常が起きています。とても不自然なことが起きているのです。
【参考記事】異常気象を象徴する衝撃的な写真
まず、
地球には意識があります。
地球という”生命体”なのです。
地球は存続し続けています。
それは意識があり、存続する意味があるからです。
そしてその地球に住む人間一人一人にも意識があります。
私たちがいま生きているのも意識があり、存在する意味があるからです。
その一人一人の意識がどのようなものか、それぞれの意識レベルでどんな考えを持っているか、何を思っているか、それに応じてそのそれぞれの「行動」が起きます。
つまり、『思考は現実化する』。
これが可能ということ。
可能というか常にそうなっている。
これが人です。(素晴らしい!!)
そして、その一人一人の意識、「思い」の全体がどこに向かっているのか、それと地球環境は関連しています。
環境破壊が進み、自然がどんどん失われて‥‥と、そのような現実が起きています。そしてあらゆる災害が起き、異常気象が起きもしています。
地球人によって「地球の自然が破壊された」、そこ、”破壊された結果”が「問題」ではないです。
その「環境破壊について疑問を抱くことのない精神性の低さ」が問題なのです。考えることをせず、世の中に疑問を抱くこともなく、ただ起きた結果に惑わされている。その精神性の低さです。
人の生命や人の本質についてを無視し、「自分のことだけ」「自分だけよければ良い」という思考を持つことが問題なのです。
自分だけ主義の人間に「不安」を元に管理される人たち
この最もが、様々なやり方で人を操作し、洗脳し、巨額の利益、富を得る一部の人間たち。
多くの人たちは、テレビをみて、ニュースを見て、向こう側から与えられた情報を目の前に突きつけられます。朝一番から人が殺害された事件なども目にすることもあるでしょう。
朝一番でそういうニュースを見聞きした時、だた普通に「え〜〜〜‥‥こんなひどいことが起きたんだ‥‥」と、その出来事への思い感情が生じながらもそれを見ながら普通に食事をとる。数秒後にはその感情はもとに戻る。そのようなことが当たり前のようになっていませんか?
実はこれ非常に悪い影響を受けていることの一つです。
慢性的な「不安」を抱くようになる要因の一つです。
コマーシャルにしても様々な番組にしても、そのようなことから得る情報そのほとんどが、”不安”を強められるように仕向けられています。
人の持つ感情の不安レベルが高まれば、当然その不安な現実を生み出します。
思いは現実化するのですから。
多くの人を支配する悪魔的な階級の人たちは、物質主義で自分たちだけのことしか考えられないからこそ、人の不安を煽り、人の生命を奪ってでも自分だけを守ろうとします。
そういう「不安に煽られている側」にいるのが多くの人です。
そういう不安ベースで生きる人は、「人への恨みや憎しみや不満などを抱きストレスフルに生きる」、「自分の感情に振り回されている」、「楽しく自分らしく生きていない」、そのような現実を経験していきます。
この”不安を煽られている側”と”不安を煽る支配者”は、
『本質的なことへの理解がない』という点において共通しています。
こういう意識レベルが人の過ちとして今起きているということです。それが結果的に災害が多く起きる要因の一つだということです。
この地球に住む私たち人と、地球とは同じ生命体です。宇宙に存在するそれぞれです。私たち人間が地球に影響を与えもし、また大前提に当然のこと、この地球に私たちが生まれたわけですから、地球が私たちに影響を与えています。それは区別や判断なく、また基本的には”学び”につながる無償の愛と言えます。地球の良い影響を受け取ることができなくなるのは「人」の問題です。
災害が起こる様々な物質的要因もあることと思います。でも、基本的な考え方として、全てにおいて「起きることには意味がある」ということからの発想です。
だから、何を見直していく必要があるのか、本質的なことへの理解へ向かい、意識レベルを高めていくことが重要なのです。
災害により最も大変なのは生き残った人たち
冒頭に書きましたが、質問いただいたのは「災害にあった人は罰を受けたのか」という点ですが、過去に悪いことをしたから‥‥ということではなく、それは、その魂が災害を経験するということを”すでに決めている”、ということになります。
ですが、その魂を持つ本人の意識はそんなことを覚えてはいないため、困惑し、「なぜ自分がこんな目に‥‥」と、当然のこと絶望的な思いを体験することと思います。
自分自身が被災し、大変辛く困難な状況に陥ったその経験の中から、「幸せとは何なのか」「幸せに生きるとはどういうことなのか」「自分ができることとは何なのか」と、少しづつ『できること』や『喜び』に向かって意識がシフトしていくことで、本質的なことへ気づきが深まります。
だからこそ全ては学びに変えることができるものとなります。
その気づきによる行動、「幸せに生きる」という流れに入り、その行動をし続けていくことが、自分自身を愛で満たし、その愛は周囲にも与えるものへとなります。
これが、被災を受けた方が持つ使命とも言えるのではないでしょうか。そしてこの偉大な使命はそういったレベルにある魂を持つ人だからこそ経験することだとも言えます。
また災害により亡くなった方に対して、生きている側の人は「大変な死に方をしたのだろう‥どれだけ無念なことだろうか‥」といった思いをもたれるかもしれません。
でも、災害でお亡くなりになった魂の多くはちゃんと成仏していきます。成仏できず幽霊となり、さまようことがあっても、それもそれなのです。その魂が気づくタイミングがくれば、成仏していきます。
善からだけではなく悪からも学ぶ
「快楽も苦痛もどちらも偉大な教師である」ヴィヴェーカナンダはそういいます。
「善からだけではなく悪からも学ぶのだ」
彼はそのような言葉を残してます。
問題が生じたとき、何も行動できないとき、行動することを恐れ嘆いて立ち止まり続けます。立ち止まったままにして他のことへ、また立ち止まったら他のことへ‥‥、そうやっていくつも止まったままのものがあっても、ちゃんと時は流れます。
生きるこの世界は「時間」があります。だから立ち止まったままだと気づかないままでいて、知らない間に恐れもそれだけ抱えることなります。
行動しないことによって自分らしく在れない生き方をしていることを嘆くのだ!!ということを彼はいうのですね。
何度も『やり直せる』のが人。
生きている限りそれは可能!!ということです!
失敗を恐れるあまりに何も行動しない
思うばかりで行動にしない
あぁそれはやっぱり勿体ないのですね。
例えば何か美味しいもの食べたいとき、そのことを思うだけで満足して美味しいものを食べないですか??
お風呂にゆっくり浸かって疲れをとりたい、そう思うだけで満足して浸からないままです?
そうしたいと思うこと、それを行動するから実際の体験を通して”楽しい”わけですものね。
心の働き、その秘訣を示すカルマヨーガは「行動の大切さ」を示します。
そして「あなたはあなたの置かれた立場において偉大な存在なのだ」ということです。
「ヨガ」という言葉は”つながり”を意味します。それは本質へのつながりです。自分の本質とつながることで自分は偉大な存在だ!ということを思い出せるのです!
それはエゴからではないですよ。
誰かと比較してそう思うことではない。
なぜなら自分の本質が、自分というエゴをではなく地球や宇宙と同一であること、偉大なる創造主だから。
それを体得していくために、人は輪廻転生のなか今ここに存在し、老いや病気、また人間関係のもつれや心の苦しみなどを体験するほかないわけです。
災害などの経験もすべて魂の向上に向かって自分自身でプログラムして生まれてきた大変志の高い魂なのです。
物質的執着の偏りを上手く絶ち、不安に煽られ操作されている幻想から目覚め、自分の本質へとの繋がりを強められるよう、現実にある真実を見極めていく識別力を持ちましょう!
本当に大切なこと、本当の幸せとは何かを考える時期は、誰にでも何らかのタイミングで与えられています。そもそも自分でそう設定して生まれてきた、ということ。
どんな原因にも結果があり、どんな結果にも原因があり、どちらが先とはいえません。
「行動を起こす」あなたの心の働きが大切になってきます。
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