空気を読むのをちょっとやめてごらん
相手に(肝心なことを)聞けない、相手に肝心なことを伝えられない。
相手とのコミュニケーションにおいて、あなたが空気を読むほどうまくいかなくなってしまいます。周囲に意識を向けて詮索できる神経があるって大事です。でもそんな風に空気読みすぎてしんどくなってしまう人に向けて書いてみました。
読んだ空気は的外れ
こんにちは。吉田かおりです。
空気を読むこと、これは確かに人が集団の中で生きるために必要なことです。
でも、空気を読むことが最優先になって、結果自分がしんどい経験をしているのなら、そのやり方(空気を読むこと)が問題を起こす始まりになっていることをさっさと認めた方がいいですよね。事実なんだから。
空気を読めば読むほど「いい子ちゃん」であろうとする自分が前面に出てくる。そして結果的に意志表示がうまくいかなくなってしまい、コミュニケーション不足になる。
コミュニケーションってお互いを理解し合えるための意思表示があって始まります。そのコミュニケーションは言葉だけでなく表情やジェスチャー、雰囲気なども含まれてますね。
「態度だけで伝える」あるいは「態度によって察してほしい」
空気を読むことが大変得意な人(いい子ちゃんスイッチが入る人)は、自分が空気を読むのが得意だから、自分自身も空気で相手に伝える傾向が強いんです。
でもこのやり方は大変な誤解も生じやすい。
だって、はっきりしていないんだもの。
自分と相手とが同じ感じ方をするとは限らないんですよ。違うことの方が多かったり同じと思っていてもニュアンスが微妙に違うなど、とにかく人と違って当然。
空気を読んだ結果、相手と気まずい関係になった、ケンカしたという時、これを受け取る側は、理解不能になっていると思ったほうがいいですよ。
ただ黙ってるだけで相手に”私の気持ちをわかって!”と要求してるのってっね、高度なこと相手に求めすぎです。
寂しさの原因
空気読んで、相手のことを相手に確認することなく勝手に決めつけること。
それってすごく自分勝手です。
相手は相手です。自分は自分です。
この境界線を見失わないでくださいね。
どれだけ愛し合っているという密接な関係であってもそこは消えません。
当然ですよ、たとえ何十年一緒にいようとやはり他人(自分ではない)なんだからー。
どんなに密接な関係であっても自分とは別の他人。
あなたの気持ちはあなたから生まれ、相手の気持ちは相手の中から生まれる。
密接であればあるほど、この事実を忘れがちなんですよね。
語らずとも分かり合える??
違う違うって〜〜〜〜!!!!
そんなこと信じて何十年も連れ添った夫婦の本音は、
「一緒にいるとなんだか寂しい」
「家に帰るとなんだか寂しい」
なんですよ!!
つまり、ひとりぼっちでもなく一緒にいる人がいるのに、分かり合えないこと。
分かり合えない部分があって当然なのに、
そこを埋めて欲しいと要求し続けるから孤独を感じるのです。
それ以前にまともなコミュニケーションをとってないこと。
これらによって寂しいんだよ、ほんとは。
あなたは何様なのか
さてさて、密接な関係であれば、時と場合により黙っていても分かり合える”部分”もたしかに出てきます。これは確かにありますよ。でも、それは一部分だということ。そして変化もします。
あの時は黙ってても汲み取ってもらえた!でもこの時はダメ、という感じ。
こういった一部分で経験した「黙っていても分かり合える」を全体だと錯覚しちゃだめだってこと。この錯覚を持ったままだと人間恐ろしいくらい自分勝手に突っ走る。
問題が起きたときその原因を相手にあるとしか思えなくなってくる。
「相手がああだったから」
「相手がこうしてくれなかったから」
「相手がもっとこうだったら」
相手に原因を見出しているとこう言った不満がいくらでも湧いてきます‥‥
“私って相手にこんなに粗末にされててなんてかわいそう‥‥”
そんな心境に陥っちゃう。
フーーー・・・
あなたは何様か!!!
相手が相手が、と言うばかりで自分はどうなのよ?
結局あなたは、相手があなたの指示通りになればそれでいいの?
あなたはそれで幸せなの?
あなたの目的は何?
この言葉を自分に向けたとき、
自分自身の傲慢さを見つけれますか。
詮索して勘ぐって、そうやって空気を読んだ結果、
相手と実際に素直に関われない。
自分の気持ちを一切伝えられない。
でも自分の気持ちはわかってもらいたくて知ってか知らずか態度に出る。
でも(態度では)相手はわかってくれない。
だからなんでわかってくれないのかとイライラしてくる。
これ負のスパイラルでしょ。
ちゃんと伝えなきゃわからんですよ。いやほんとマジで。わからん。
ただ黙って、「わかってよ、このくらい」とかね、無理ですよ。
受け止める
これまで気づかなかったことに気づいたとしても、どうしてもこの思考パターンは急には変わるもんじゃないです。
だからといって焦ってもどうにもならないからね。
日常で自分が「空気読んで行為している」のはどのタイミングで起きているのか、に気づいていけるようになることがまず第一です。
そして、今の自分はどうしても◯◯な時、相手の気持ちを詮索するばかりで勝手な妄想から自分の思っていることを伝えることができないんだな。。。。
気づいた時にはそのように受け止め改めて
「自分は今相手に何を求めているのだろうか??」と自問するのです。
そして「なんで相手にそのように求める必要があるのだろう?」とまたまた自問するのですよ。
そして、考え方です。
わかって欲しい
わかりあいたい
そうですよね、親密な関係であるほどそう思います。
でも”分かり合える”というのは
互いの違いがあっていいということを認めることです。
自分には自分の気持ちが、主張したいことが、あるように相手にもそれらがあるということを認めることです。
そこがいつも『同じ』になることなんてあり得ません。
ただ、違いがあることをお互いが知り、
それを認め合うことはできます。
それは、自分の求めている要求を相手が100%応えてくれるということではないです。
自分の「この考え方」を、相手も同じように持つということではないです。
みんな違って当然なのです。
つまり、
分かり合えない部分があるのは当然のこと
これを認めることです。
そして、空気を読むばかりで自分を閉じ込めてしまうのも理由はあります。
自分の日常のパターンにまず気づくことからです。
自分の意思で努力しても、何度決意してもなかなか変わらない‥‥
それは覚悟が足りないのではありません!
自分の喜びにならない考え方を手放し自由を取り戻していくのですよ!
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