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子育てを通じて悩みを抱く経験は、多くの人が経験されることと思います。「ちゃんと育ってほしい」という思いから、結果的に子育てに悩んでいませんか。自分の思いを今一度振り返り、自分の立場を改めて認識できるときっと良い方向に向かいます。

家族という一つの世界の中で

心と体のセルフアップサポート専門
吉田かおりです。(私のプロフィールはこちら

 

 

新幹線の中で私のすぐ横に座った親子。
まだ3歳と1歳くらいの子どもさんを連れたご家族が座っていました。

 

上のお子さんはお母さんの腿の上に座り、眠っている下のお子さんをお父さんが抱かれている状態です。

 

上のお子さんにはスマホを触らせ、なんとかその移動時間を乗り切ろうとされていた様子でした。しかしだんだん子どもがぐずり始め、お母さんはすぐに険しい表情で叱り始めました。

 

母:「いい加減にしなさい!」「ちゃんとしなさい!」(怒)

 

子:「いやぁだ〜〜あ〜〜ん〜〜〜〜(泣)(足をバタバタとさせぐずる)」

 

母:「そんなことしてたらご飯食べさせてあげないよ!いいの?!(怒)」

 

(は?!まじか!完璧な脅し文句!!)

 

子:「いやだ〜〜〜〜〜わ〜〜〜〜〜ん(泣)(足をバタバタ体を反らせ余計にぐずる)」

 

(いや、当然だろ‥‥。)

 

母:「じゃあ〇〇へ行かなくていいんだね??帰る?!ここで降りる?!(怒)」

 

(げ!出た!!降りる訳ないと思ってめちゃくちゃいいやがって!!)

 

子:「わ〜〜〜〜ん(泣)ヤダヤダヤダヤダヤダ、わ〜〜〜〜〜ん(泣)」

 

(そりゃそうだよ‥‥)

 

はい、こんな感じのやりとり。

私の感想を含めてみましたが。

 

子どもは楽しみにしていたところへ「遊びに行くのをやめるか」、「ここでぐずるのをやめるか」その選択を与えられてるんですね。

 

それは別に悪いことではないと思いますよ。
ただ、この母親の「言動」「態度」は完全に『脅し』。

 

 

この親子の様子を読んで、

 

「でも・・・、母として

そのイラつく気持ちがわかるわ〜・・・」

 

と思う人もいらっしゃると思います。

 

「だって‥子育てはほんとうに大変なんだから‥‥、こんな風になるのは仕方ないことで、『本当は望まない』のにそうやってしまう母親(自分)をかわいそう

 

そう思って同情したりしますか?

 

 

母親をやっていれば同じような経験はあることと思います。ですが、子どもが「ちゃんとしたいい子」になるまでこのやり方を続けるの??それって自分だったらどうなのよ?ということです。

 

世間体よりも大切なこと

この新幹線の親子の場合、
周囲に迷惑をかけないように一生懸命努力している母親の姿はある意味立派です。

 

でも、与えていたスマホでは子どもはもうぐずってきたという現実に対して、「脅し」でいい子にさせようとすることは健全ではないです。

 

子どもがぐずってくることを認めず、その上で周囲に迷惑をかけないようにしていることが、結果としてそのやり取りが目に入る私は不愉快な思いをしているんですからね?

 

子育てが大変なことも、周囲に迷惑をかけてはいけないという親としての思いも、様々な思いから行動されているのはわかります。

 

ですが、私が見たこのような親子のやり取りはその場だけのものではなく、間違いなく日常的にそのような関わり方をしているはず。それでは、子どもだけでなく、親の方も間違いなく苦しいでしょう??

 

親の威圧によって、子どもを大人しくさせることしかできないのは本当に愚かなことです。そのやり方が子育てのイライラや苦しさの元ですよ。

 

子どもに
「ちゃんとさせたい」
「大人しくさせたい」
「世間に適応させたい」

 

と、こんな思いが優先させているからこのようなことになる訳だけど。。。

 

それはやっぱり、自分が幼い時にされてきたことのはずなんです。で、でね、その仕返しを我が子にしたい、ということですか?・・・違いますよね?。じゃあ親としてあなたは子どもに何を望んでいるの?ってことなんですよ。ここの答えを持たなきゃ。

 

ぜひ、「子どもの目」になって肌になって、子どもの感じることを感じてみてください。親であるあなたならできるはずです。

 

 

「なんてひどい言葉や態度を子どもに突きつけているのだろうか」と、母親のかける言葉を【受けている子どもの視点】に立つ。

 

‥‥それともまだ、
子どもを傷つけていることへの理解(受け入れ)よりも、自分が大変している(被害者は私!)という主張から離れられない?

 

 

これがよく相手に言い放つ時の「ちゃんとしなさい」の言葉の持つ相手とのコミュニケーションではないでしょうか。

 

ちゃんとしなさい

さて、新幹線で見かけた親子の例のように、あなたはこの言葉をよく使っていますか?

「ちゃんとしなさい」この言葉。

 

それとも、自分が親から言われていた言葉でしょうか。

 

『ちゃんとする』って一体何なのかを考え、子どもに「どんなことを言いたい」のか。

 

「ちゃんと・・・」

 

私はこの言葉は本当に主観的だなぁと感じてます。

一応、辞書で調べてみると、「完全できちんとしているさま」「まじめなさま」「立派なさま」などとありました。

 

ふ〜〜ん。

本当に、それがあなたの子どもに対する思い?

 

 

で、実際こどもは「ちゃんとしなさい」と言われながら育つと、ちゃんとするのでしょうか?

 

私は「それはないでしょ」と断言しますね!だって私は親に相当この言葉を言われて育ちましたが、親はいつまでも私に対して不満の様子でしたよ。私も私自身にずっとずっと不満で不満で本当に嫌いでしたね。

 

私は「ちゃんとしなさい」の言葉に反応して「ちゃんと見せる」。まぁ、上手に見せていたのかな・・・と振り返ります。見せかけの態度が身についただけ。見せかけだけだから、すごい不安定になっちゃうんです。たとえば自分自身に起きたトラブルに対してどう対応することが必要なのか、どう考えることが必要なのか、何をすべきなのか?そういったことが自分で判断するのが大変苦手な子でした。

 

結局、指示待ち人間になるだけです。

 

ちゃんとしなさい、こうしなさいっていつも指示される環境で育っていくと、トラブルに対応できない人間になるのです。

 

【関連姉妹記事】

トラブルに対応できる人とできない人の違い

 

子どもの認識

子どもは親や大人からちゃんとしなさい、こうしなさい、とあれこれ指示されているとどんな風にその言葉を受け取っているか、子どもの気持ちをもう少し理解し受け止めてみましょう。

 

 

きっとそれは、

「自分の思ったことや自分の感じたままの表現をすることは、世の中には都合の悪いことなのだ」

 

って思っていくんですよ。

 

子どもはちゃんと空気読んでます。
大人が思っている以上に空気を読めます。

 

だから親から「ちゃんとちゃんと」と言われるたびに自分を無くして世間のために生きるような選択をするようになっていきます。

 

 

世の中に適応して生きていくためには、自分の感じていることよりも相手や周囲、この世の中が何を望んでいるのかをもっとも重要視しなければいけない、ということです。

 

こうやって子どもは「自分」を早くから捨てるんです。

 

親が目の前の子どもにある現実を認める前に、世間を最も重要視した関わり方をする。だから子どもは幼いうちから”自分のありのまま”を抑圧する経験を無意識的にしていく。そういう積み重ねです。

 

で、こういう子どもが大人になることで、当然”自分を持ってない人間”ばかりが世の中に存在する。そうなると、権力の大きな人間の都合の良いように利用されちゃうってことです。

 

言ってみれば世間とはそういう仕組みになってるんですから。

本当はなんとも馬鹿げているのです。
市場第一、世間の仕組みは支配者がより支配しやすいように向かうようになっているのです。

 

 

考えを持たない人間が多く存在するほど、都合が良い人間がいる。

 

 

親としての自分がそういう立ち位置にいることをまず自覚してください。

 

 

大人になった「自分」が、いま幸せを感じられない、いま喜びを感じられない、いま人生を満足できない、といった現状があるならばどうすればいいのでしょうか?考えてみるんですよ、どうしたらいいんだろうって求めてみるんですよ。

 

 

 

子育てを通じてまるで炙り出されるように自分が幼い時に経験してきたことの影響を受ける、ということは多いものです。

 

子育てとは「人間を育てる」ということですよ、ほんとに偉大な役割です。

 

自分の育った在り方に不安や不満、抑圧や疑問、隠し事があるほど、現状の子育ての困難さが増えていきます。

 

だから、子育てを通して自分の葛藤を何度も経験したり感情の乱れが大きくなる場合、一度自分の中の子どもの自分に向き合ってみることが必要なサインなのかもしれません。

 

親は、「子どもを大切に育てたい」そんな気持ちを抱いていることと思います。

 

それを、親であるあなたが、自分が純粋に納得できる明確な答えを持っているか、と自分に問うてみてはどうでしょうか。そこはとても大事なことです。

 

 

 

 

●吉田かおり書籍サイト●
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